
彩の国ふれあい牧場のレビューをお探しですね。埼玉の高原にあるこの牧場について、実際のところ食事や動物とのふれあい体験はどうなのか、週末の混雑はどの程度なのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
また、名物のソフトクリームやジェラート、シャーベットの味、電車でのアクセス方法、具体的な料金、さらには犬を連れての訪問は可能なのかなど、お出かけ前に知っておきたい情報はたくさんあります。このふれあい牧場への訪問で失敗や後悔をしないために、詳細な情報をお届けします。
この記事では、実際に訪れた人々の口コミや最新情報を基に、彩の国ふれあい牧場を隅々まで楽しむためのポイントを分かりやすく解説していきます。
彩の国ふれあい牧場レビュー!基本情報とアクセス

彩の国ふれあい牧場へのお出かけを計画する上で、まずは基本的な情報を押さえておくことが大切です。ここでは、営業時間や料金、牧場までのアクセス方法、そしてペットとの訪問に関するルールについて詳しく解説します。
営業時間・定休日・料金
彩の国ふれあい牧場は、入場料や駐車料金が無料であるため、気軽に立ち寄れるのが大きな魅力です。ただし、開園時間や休館日は決まっていますので、訪問前には必ず確認してください。特に、休館日は月曜日ですが、祝日の場合は翌日が休みになるため注意が必要です。
牧場の基本情報は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
利用時間 | 9:00~16:30 |
休館日 | 月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日) |
入場料 | 無料 |
駐車場料金 | 無料 |
手作り体験などに参加する場合は別途材料費がかかります。これらの体験は主に土日祝日に行われることが多いですが、開催状況が変動することもあるため、事前の確認をおすすめします。
関連リンク:彩の国ふれあい牧場の施設案内
アクセス方法(車・公共交通機関)と駐車場
牧場は山の上に位置しているため、アクセスは車が最も現実的な選択肢となります。しかし、公共交通機関を利用する方法も存在します。それぞれのアクセス方法について、利点と注意点を解説します。
車でのアクセスと駐車場情報
関越自動車道の嵐山小川ICまたは花園ICから、約35分~50分で到着します。ただし、牧場へ至る道はどのルートも狭く急な山道となっているため、運転には十分な注意が求められます。特に、対向車とのすれ違いが難しい箇所もあるため、慎重な運転を心がけてください。
駐車場は合計で120台分(うち障がい者用3台)が無料で利用できます。口コミによると、週末や行楽シーズンには、牧場手前の駐車場が満車で渋滞が発生することがあるようです。
しかし、その奥にある大きな駐車場は空いているケースも報告されています。もし手前の駐車場が混雑していても、諦めずに奥へ進んでみる価値はあるかもしれません。特に南側からアクセスする場合、この状況に陥りやすいようです。
公共交通機関でのアクセス
電車とバスを乗り継いで向かうことも不可能ではありません。しかし、最寄りのバス停から牧場までは5km以上の道のりで、標高差も大きいため、徒歩で約90分かかります。これは体力に自信がある方以外にはあまり推奨できないルートです。
- 東武東上線・JR八高線「小川町駅」から: 白石車庫または皆谷行きバスに乗車し、「橋場」バス停で下車後、徒歩約90分。
- 秩父鉄道「親鼻駅」から: 三沢回り秩父行きバスに乗車し、「三沢郵便局」で下車後、徒歩約90分。
もし公共交通機関を利用する場合は、駅からタクシーを使うのが現実的です。秩父鉄道「皆野駅」からタクシーで約20~25分(料金目安:3,500円~4,500円)、または「小川町駅」から約30分程度かかります。
ペット(犬)の同伴ルールと注意点
ペットと一緒に訪れたいと考える方もいるでしょう。彩の国ふれあい牧場では、敷地内へペット(犬など)を連れて入ること自体は可能です。広々とした自然の中で愛犬と散策を楽しむことができます。
ただ、全てのエリアがペット同伴可能というわけではありません。家畜への伝染病予防や他の来場者への配慮から、「モーモーハウス」や「動物広場」といった、牧場の動物たちがいるエリアや建物内へのペットの立ち入りは禁止されています。
ペットを連れて行く際は、必ずリードを着用し、他の来場の迷惑にならないようにマナーを守ることが求められます。決められたエリア内で、ルールを守って楽しい時間を過ごしてください。
関連リンク:彩の国ふれあい牧場の利用案内
彩の国ふれあい牧場レビュー!牧場の楽しみ方と注意点
彩の国ふれあい牧場の魅力は、何と言っても動物たちとの触れ合いや雄大な自然が楽しめます。ここでは、牧場を最大限に楽しむための具体的な方法や、事前に知っておきたい注意点を詳しくご紹介します。
動物とのふれあい体験(ヤギ・ヒツジ・ウサギ)
この牧場の中心的な魅力は、動物たちとの距離の近さにあります。特に、人懐っこいヤギたちとの時間は、子供から大人まで楽しめるでしょう。
ヤギとのふれあい

動物広場では、小型でおとなしい「ヤクシマヤギ」が放し飼いにされています。来場者は柵の中に入って、ヤギたちを撫でたり、間近で観察したりすることが可能です。
ヤギたちは人によく慣れており、優しく触れれば逃げることも少ないです。特に春にはベビーラッシュの時期があり、可愛らしい子ヤギたちに出会えるチャンスも増えます。ヤギの首には名前が書かれた札が下がっているので、一頭一頭の名前を呼びながら触れ合うのも楽しいかもしれません。
ヒツジとウサギの観察

ヒツジは「コリデール」という品種が飼育されています。彼らはヤギよりも臆病な性格のため、多目的広場などで放牧されている姿を柵の外から静かに見守る形になります。直接触れ合うことはできませんが、のんびりと草を食む姿はとても癒やされます。
また、展望広場にはウサギ小屋があり、可愛らしいウサギたちを観察できます。小屋の中にいるため直接触ることはできませんが、小さな子たちがもぐもくと草を食べる姿は見る人の心を和ませてくれます。
グルメ情報(ソフトクリーム・食事処)
牧場散策の合間には、美味しいグルメで一休みしたいものです。彩の国ふれあい牧場には、景色を楽しみながら軽食やスイーツを味わえるスポットがあります。
関東平野を見渡す特等席で!王道の濃厚ソフトクリーム(ミルクハウス)

まず味わっていただきたいのが、駐車場前にある「ミルクハウス」の濃厚ソフトクリーム(400円)です。その評判は口コミで広く知れ渡っており、週末にはこれを目当てに行列ができることもあるほどの人気ぶりです。
一口食べれば、新鮮なミルクの豊かなコクと、クリーミーでなめらかな舌触りが口いっぱいに広がります。甘すぎず、後味はすっきりとしているため、子どもから大人まで誰もが笑顔になる美味しさです。
そして、このソフトクリームの味を何倍にも引き立てるのが、ミルクハウスの前に広がる圧巻のロケーション。視界を遮るものなく関東平野を一望できるパノラマビューは、まさに絶景です。青い空と緑の山々が織りなす雄大な景色を眺めながら食べるソフトクリームは、「絶景が最高のスパイス」という言葉がぴったりな、ここでしか体験できない贅沢な味わいと言えるでしょう。
どれにするか迷うのも楽しい!多彩なジェラート&シャーベット(めーめーハウス)

王道のソフトクリームとは一味違ったスイーツを楽しみたい方には、「めーめーハウス」がおすすめです。こちらでは、気分や好みに合わせて選べる、種類豊富なジェラートとシャーベット(各400円)が待っています。
ジェラートは、定番の「バニラミルク」や香り高い「お抹茶」、濃厚な「生チョコ」から、甘酸っぱい「ブルーベリーヨーグルト」まで、魅力的なフレーバーが揃います。

一方で、さっぱりとしたものが食べたい時にはシャーベットが最適です。地元産のゆずを使った爽やかな「ゆずシャーベット」や、国産白桃の上品な甘さが広がる「白桃シャーベット」など、素材の味を活かした爽やかな味わいが楽しめます。
友人や家族と違うフレーバーを選んでシェアするのも、楽しみ方の一つです。その日の気分で「濃厚なジェラートか、爽やかなシャーベットか」と、贅沢な悩みを抱えるのもまた、旅の良い思い出になります。牧場散策で少し汗ばんだ体に、ひんやりとした優しい甘さが染み渡る至福のひとときを、ぜひ体験してみてください。
知る人ぞ知る!めーめーハウスの「激安・新鮮」な地元野菜

彩の国ふれあい牧場での楽しみは、動物とのふれあいや絶景、そして美味しいソフトクリームだけではありません。実は、多くのリピーターが密かな目当てにしているのが、「めーめーハウス」で販売されている地元産の新鮮野菜です。ここはまさに、知る人ぞ知るお得な直売所と言えるでしょう。
驚くべきはその価格設定です。例えば、スーパーでは考えられないような値段で、ずっしりと袋詰めされた野菜が並んでいます。

- 人参: 10本ほど入って200円
- じゃがいも: 大ぶりのものが10個ほどで200円
- なす: 艶やかなものが6本で200円
- きゅうり: 15本ほどが袋にぎっしり入って500円
なぜこれほど安いのかというと、その多くが形が少し不揃いだったり、サイズが規格外だったりする「B級品」だからです。しかし、見た目が少し個性的なだけで、味や鮮度は一級品。

むしろ、高原の澄んだ空気と豊かな土壌で育った、野菜本来の濃い味わいを楽しむことができます。少し曲がったきゅうりや、大小様々なじゃがいもは、かえって農家さんの愛情が感じられ、ご愛嬌として楽しめます。

その日に何が並ぶかは、訪れてみてのお楽しみです。季節によって旬の野菜が変わるため、訪れるたびに新たな発見があるかもしれません。この「宝探し」のようなワクワク感も、野菜販売の大きな魅力の一つです。
食事処と平日利用の注意点

しっかりとしたランチを提供しているレストランはありません。しかし、「めーめーハウス」では「角煮入りちまき」(300円)などの軽食が販売されていることがあります。小腹を満たすのにぴったりです。
注意点として、ミルクハウスやめーめーハウスの売店は、主に土日祝日のみの営業となっています。平日に訪れると、ソフトクリームや軽食の販売が一切行われていない可能性があります。
モーモーハウス内には瓶牛乳の自動販売機がありますが、食事の選択肢は非常に限られます。そのため、平日に訪問する際は、お弁当などを持参するのが賢明な判断と言えます。テーブル付きのベンチもいくつか設置されているので、景色を楽しみながらランチタイムを過ごせます。
混雑状況と回避策
入場無料ということもあり、彩の国ふれあい牧場は特に気候の良い週末や連休に多くの人で賑わいます。特に、例年5月下旬から6月上旬の「天空のポピー」の時期やゴールデンウィークは、駐車場待ちの長い渋滞が発生するなど、大変な混雑が見られます。
混雑を避けて快適に過ごすためには、いくつかの工夫が考えられます。
まず、訪問する時期をずらすのが最も効果的です。ゴールデンウィークやポピーの満開時期を避け、通常の週末に訪れるだけでも混雑度は大きく変わります。
もし混雑が予想される日に出かけるのであれば、時間をずらすことをお勧めします。開園直後の午前中の早い時間帯か、あるいは閉園に近い午後の遅い時間帯を狙うと、比較的スムーズに入場できる可能性が高まります。多くの来場者が昼前後に集中するため、その時間帯を避けるのがポイントです。
「天空のポピー」に関する最新情報(2025年開催見送り)

彩の国ふれあい牧場の春の風物詩として絶大な人気を誇っていた「天空のポピー」ですが、残念ながら2025年度の開催は見送られることが公式に発表されました。
これは、2024年度のポピーの生育状況が思わしくなく、開花不良となってしまったことを受けた措置です。来場者に再び美しいポピー畑を楽しんでもらうため、土壌の回復や栽培方法の見直しなど、十分な対策を講じるための準備期間として、開催を一年間休止するとの判断が下されました。
毎年この絶景を楽しみにしていた方にとっては非常に残念なお知らせですが、より美しい「天空のポピー」を未来に繋げるための前向きな決定と捉えることができます。再開される日を楽しみに待ちたいところです。
関連リンク:ポピーまつり実行委員会事務局
彩の国ふれあい牧場を満喫するためのポイント
これまで解説してきた内容を踏まえ、彩の国ふれあい牧場を訪れる際に押さえておきたいポイントを以下にまとめます。
- 入場料と駐車場が無料なので気軽に立ち寄れる
- 人懐っこいヤギと直接ふれあえる動物広場が一番の魅力
- 絶景を眺めながら味わう濃厚なソフトクリームは必食
- 本格的な食事処はなく、特に平日はお弁当持参がおすすめ
- 週末や連休は混雑するため、朝早い時間帯の訪問が良い
- アクセスは車が基本だが、牧場までの狭い山道は運転に注意
- ペット同伴は可能だが、動物がいるエリアへの立ち入りは不可
- 名物の「天空のポピー」は2025年度の開催が見送りとなっている
- 営業時間は9時から16時30分までで、月曜日が定休
- 高原の心地よい風と景色を楽しみに行くだけでも価値がある
あわせて読みたい!牧場周辺のおすすめ穴場スポット
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